(トレーダー編) どんな銘柄でトレードするべき?

【銘柄選びには鳥の目と虫の目】

トレーダーによって一回のトレードの期間は若干違いますが、銘柄の選定の仕方には共通点があります。今回はそのポイントを解説します。鳥のように銘柄の全体(月足、週足)を見てから、虫のように直近の動き(日足、分足)を見るのがコツです。

 

逆張りでも順張りでも、長期で上がっている銘柄を買う】

トレードには順張りと逆張りがあります。順張りは別名トレンドフォローといい、今動いてる方向に仕掛けます。ですので長期的に上がっていて、かつ短期で上がり始めた銘柄に買いを仕掛けます。

 

一方逆張りは動きと反対方向にトレードを仕掛けます。発想としては、値段が一方方向に動きすぎて、市場が修正しようとする力を利用して利益を出します。

 

いずれにしても買いの場合、長期的に上がっている銘柄がトレード対象です。なぜなら、値動きにはモメンタムという力が常に働いているからです。

モメンタムとは、価格が同じ方向に動こうとする力です。例えば過去10日間で毎日1%以上値上がりしていれば、次の日も同じように上がる可能性が高いということです。いわば勢いです。ですから、買いで入る時は常に値上がりのモメンタムが必要です。逆張りは一見するとモメンタムに逆らっているように見えますが、実は期間を延ばしてみると、一時的な下落が長期上昇トレンドの中で起きているにすぎないのです。そのため価格がまた上昇に反転しやすいです。この一時的な下落は下落が突発的で急激なほど反転上昇に転じやすいです。

 

【何を基準に見ればいいの?】

私が色々勉強しバックテスト(コンピュータでの定量分析)を繰り返す中で、も最も優れた指標は、ボリンジャーバンドだと思います。下にボリンジャーバンドの詳しい説明のリンクを貼っておきます。

 

https://money-campus.net/archives/4246

 

この指標の優れたところはボラティリティによって基準となるトレンドラインが収縮する点です。これがいかに優れているかは、トレードに詳しい方はわかるはずです。逆張りであれば-3シグマに触れたら買い、順張りであれば0.6〜1シグマを超えたら買いです。とても簡単です。

 

ほかのオシレーターなどを組み合わせて使うとさらに有効になります。私は個人的にADXMACDをカスタマイズし、組み合わせて順張りトレードをしています。これについては別の記事で解説します。

 

【まとめ】

日本株の場合、統計上は逆張りの方がリターンが出やすいです。しかし何よりも重要なのは、自分に合ったトレード手法を体得して実行することです。